デリヘル嬢と手を繋いで仲良く店外デートするお客の男性

風俗店を利用していると、女性側、または男性側から「店の外で会わない?」と持ちかけることがあります。基本的に風俗店を利用するときは店舗を介しますが、このように店を介さずに風俗嬢と男性が会ってプライベートな時間を過ごすことを、「店外デート」と呼びます。

しかし店外デートではトラブルも多発しています。今回は店外デートで起きやすいトラブルや、トラブルの対策法について解説します。

風俗嬢との店外デートについて

店外デートと同伴の違い

店外デートとは、風俗嬢と利用客の男性が風俗店を介さずに会うことを言います。プライベートでのデートという位置付けになるため、そこでサービス行為が行われたとしても、風俗店にキックバックはありません。

似たような行為に「同伴」や「アフター」というものがあります。基本的に同伴やアフターは風俗嬢ではなく、キャバクラなどで行われるものです。同伴とは、女性が利用客男性と一緒に店に入ること、アフターはその逆で、店から女性と利用客が一緒に出て行くことを指します。

店を介するため、店舗側としても確実に客が来るというメリットがあるのが同伴です。一方で、店外デートは店にメリットはありません。

風俗嬢が利用客を店外デートに誘う理由

店外デートは利用客からもちかけることもあれば、風俗嬢から持ちかけることもあります。男性心理としては「自分のことを気に入ってくれたから」と思いたいもの。しかし必ずしもそうではないので注意が必要です。

風俗店内で指名されて性行為を行ったとき、料金の取り分は風俗店と風俗嬢で分けます。これをバック率といいますが、一般的なバック率の相場は女性6:風俗店4くらいの割合です。例えば2万円男性が支払った時、バック率が60%とすれば、風俗嬢の手元に来るのは12,000円ということに。

しかし店外デートでもし男性が15,000円を支払ってくれたとしたら、それが丸々自分の手元に来ることになります。男性と直接やり取りをした方が儲かると考えて、店外デートを提案してくる風俗嬢も少なくありません。

風俗店は店外デートを禁止している。しかしバレることも多い

風俗店にとっては何のメリットもない店外デート。もちろん、規約上で禁止と謳っている風俗店がほとんどです。規約に違反して店外デートをしたことがバレたら、ペナルティーとして即お店をクビになるほか、それに加えて罰金を請求されることもあります。

店舗によっては風俗嬢だけにペナルティーを課すのではなく、利用客に対して「罰金」「損害賠償」などの名目で高額の金銭を要求して来るところもあります。
風俗店は横のつながりも多いため、店外デートをしたことが他の店のスタッフから店のオーナーの耳に入ることも珍しくありません。こうして店同士で繋がって報告しあうことで、店外デートを抑制しようという動きもあります。

風俗嬢との店外デートが危険な3つの理由

見てきたように、風俗店が禁止している店外デート。店舗にバレてしまうリスクもありますが、他にも店外デートには危険な理由があります。

1.風俗嬢と連絡先を交換しなければならない

風俗店を利用するだけであれば、デリヘルを呼ぶこともない限り風俗店に連絡先を教える必要はありません。もちろん身分証明書の提示も必要ありません。しかし、店外デートをするならば風俗嬢と連絡先を交換することになります。

風俗嬢とのトラブルは店外デート以外にも多く、風俗嬢の妊娠問題や本番トラブルなど、数多くのトラブルが日常的に起きていますが、こういった問題が深刻化しやすいのは連絡先を教えてしまっているからです。

携帯電話の番号だけでも、調べようと思えば本名や住所などを割り出すことができます。相手に身元を知られてしまうリスクは覚悟しなければなりません。

2.屋外で風俗嬢と会うので他人に見られる可能性がある

特に男性利用客が既婚者だったり、恋人がいたりする場合、外で女性と会っているところを知人に見られてしまうと、あらぬ誤解を招くことにもなりかねません。
彼氏が風俗を利用している、というのは、女性にとっては抵抗があるもの。店外デートをしているところを見られて風俗通いが明らかになり、女性から交際関係を解消されることは珍しくありません。夫婦であれば離婚の原因にもなりえます。

風俗を利用しているという事実は、直接の離婚の理由として裁判上で主張できるほどの強さはありません。しかし、夫婦仲が冷める・妻が離婚に向けて現実的に動きだすための背中を押すほどにはインパクトのある事実と言えるでしょう。

3.風俗店を介さないので自己責任で解決しなければならない

店外デートで何らかのトラブルが起きたとき、風俗嬢が所属している風俗店に対して訴えることはできません。風俗店は介入していないので、トラブルが起きたら全て当事者同士で解決する必要があります。

風俗店の中には裏で反社会的勢力と繋がっている悪質な店もありますが、それは風俗嬢でも同じこと。女性の中には、あえて店外デート中に性行為をしかけたあとに、金銭を要求してくるケースもあります。店外デートは犯罪行為にはあたらないので、警察に相談することも難しいでしょう。

風俗嬢と店外デートをすることによる6つのトラブルケース

1.風俗嬢から妊娠中絶詐欺を受ける

風俗店では本番行為を禁止していますので、店外デートで羽目をはずして本番行為に至る人もいます。女性が拒まなかった、女性から提案されたなど、いろいろな理由があってのことですが、店外デート中に性行為をしたあとで、「妊娠したかもしれない」と女性から相談されることがあります。

風俗店を利用している時には本番行為を求めても拒まれていたのに、店外デートで本番行為を容認されたとしたら、「妊娠の原因はあなたしかいない」と言われても説得力があるように感じてしまいます。さらに、店外デートは店も禁止しているため、男性客としては「大変なことをしてしまった」と動揺しやすいものです。

その隙につけこみ、妊娠の事実はないにもかかわらず「妊娠したから中絶費用を払え」「妊娠したせいでお店を辞めなければならなくなった。休業補償してほしい」などの名目で数十万、数百万のお金を要求してくるのです。

妊娠の事実がなければもちろんこれらの要求に応じる必要はありません。万が一妊娠が事実だったとしても、相手の要求を全て飲まなければならないわけではありません。妊娠中絶詐欺に対してはしっかりとした対策が必要です。

参考:風俗嬢を妊娠させた時の4つの問題点と【失敗しない】3つの対処法

2.「男性に強姦された」と言われて示談金を請求される

店外デート中に性行為をした後で「無理やり強姦された」と訴えかけてくるケースもあります。強姦罪は親告罪なので、被害者となる女性が警察に被害届や告訴状を提出すれば逮捕される可能性が出てきてしまいます。

店外デートのあとで風俗嬢から「強姦された。警察に相談に行く」などと連絡があったとすれば、その目的は示談に持ち込み「警察に行かない代わりに示談金を払わせる」こと、すなわち、金銭を要求することにあります。

完全に合意があって性行為をした時というよりも、男性が本番行為を要求して女性がそれを拒んだにもかかわらず、男性がしつこく求めてきたようなときにこの手口が使われることが多いようです。男性としては、確かに「嫌がっている女性にしつこく本番を求めた」という事実があるため、強姦だと騒がれてしまうと流されてしまいかねません。

しかし、「嫌がっているのに無理やり本番を強要した」だけで強姦罪は成立しません。強姦罪が成立するためには、相手の反抗を抑圧するほどの暴力や脅迫をしたことが必要です。店外デートで性行為をする際に、相手が嫌がっているのに本番を要求して結果的に相手が折れた場合や、本番行為について同意があった場合などは強姦罪の成立要件を欠きます。

強姦罪の成立要件に該当するような行為をしていないのであれば、相手の脅迫に応じる必要は当然ありません。

参考:風俗での本番や盗撮は犯罪として警察に逮捕されるか【弁護士が解説】

3.お金を貸して欲しいと頼まれる

以外に多いのが借金を頼まれること。「あなたは特別だから」「プライベートでも会いたい」などと言葉たくみに店外デートをしようと持ちかけ、数回店外デートを重ねてすっかり信頼させた段階で「実はお金に困っている」と個人的な相談を持ちかけて来るケースがあります。

男性客としては、風俗店に支払うお金を浮かせることができる店外デート。性行為をしたとしても風俗店に払うような高額のお金を払わずに済むこともあります。
「店に払ったと思えば安いもの」と考えて、安易に女性に金銭を渡したり、女性に情がわいて「風俗店で働くのだから苦労しているに違いない」と考えて借金の申し出を受け、結局は踏み倒されるというケースも少なくありません。

借金を頼まれ、それに了承してしまったら、金銭の消費貸借契約が成立します。多くの場合は口約束で借用書もありませんし、返済期日や利息といった通常当事者の間で取り決めておくべき内容についてもしっかりと取り決めがなされるケースはほとんどありません。

口約束でも契約は成立しますが、返済されなかったときに法的措置を取ろうと思っても、証拠がなければお金を取り戻すことはほぼ不可能です。
もしもお金を貸して欲しいと言われた場合、まずは「返ってこないお金である」可能性をしっかりと覚悟してください。その上で、借用書をしっかりと交わし、相手の身分証明書のコピーを控える・身元保証人の情報をもらうなど、万が一に備えて対策を立てる必要があります。

4.女性の彼氏と名乗る男から脅迫

店外デートをした後で携帯に知らない番号から着信があり、出てみると「女性の彼氏」「女性の夫」を名乗る男性からだったというケースもあります。この場合は「女性は無理やりデートを強要されて断れなかったと言っている」「あれから精神的に参ってしまって仕事に行ってない」など、彼氏または夫と名乗る男性が利用客に交渉してくるのが特徴です。

女性が直接出てくることはほぼなく、「女性は〜と言っている「女性は〜の状態だ」など、状態を又聞きで聞かされることが多いのです。こちらも目的は金銭で、店外デートによって女性が被害を被ったことを主張してきます。

中には「風俗を利用していたことを家族にばらすぞ」「強姦で警察に相談に行くぞ」など、脅迫まがいのことを言ってくるケースもあります。もしもこういった脅迫を受けた場合は、まず弁護士に相談ください。もちろん支払う義務はありません。

5.店から男性に脅迫・罰金を請求

これまでは風俗嬢本人か、本人と関わりのある男性がトラブルの当事者となっているケースについて解説してきました。しかしそうではなく、風俗店から利用客に何らかの要求がくることも珍しくありません。

店外デートの翌日に風俗店から連絡があり「店外デートは規約違反ですので、罰金を支払ってください」と要求されるケースです。
風俗店が店外デートの事実を把握すると、まず風俗嬢を問い詰めます。その時点で風俗嬢は店外デートの相手の情報を風俗店に提供させられるので、直接風俗店に対して連絡先を伝えていなくても関係ありません。

悪質な風俗店が相手であれば、規約違反による罰金として、こちらも数十万円から数百万円を要求するケースが一般的です。規約に違反したのは事実なので、利用客側としては「罰金を要求されても仕方がない」という考えに至りがちです。

もしも要求を拒んだ場合「勤務先に請求に行く」「家族にこのことをバラす」「警察に相談する」などと脅されます。ちなみに罰金については支払い義務はありません。

参考:風俗店の罰金請求は拒否!罰金支払が不要な明確な理由を弁護士が回答 

6.店と女性がグルになっていることも

さらに悪質なのは、風俗店と女性側がグルになっているパターンです。通常の店外デートは、風俗嬢が店に黙って行うものです。しかし、風俗店と風俗嬢が結託して男性利用客をはめ、多額の罰金や慰謝料を手に入れようと画策することもあります。

どんな風俗店や風俗嬢が悪質なのか、なかなか見分けることは難しいもの。予防策としては、実際の利用客が作成した評判が掲載されている掲示板や口コミなどで危険な店を避けるのが無難です。

もしも被害に遭ってしまった時には、早い段階で弁護士にご相談ください。

店外デートは風俗嬢が被害に遭うことも

これまでは、利用客が被害にあう事例を紹介してきました。しかし被害にあうのは男性客だけではありません。風俗嬢が店外デートで被害に遭っているケースも少なくないのです。

風俗店が絡まないので全て自己責任

店で会っている時は優しい客だったのに、外で会ってホテルに行ったとたんに態度が豹変し、暴力を振るわれるケースも少なくありません。それがもしも仕事中のことであれば、お店のスタッフに報告すれば利用客に対して警告してくれたり、悪質ならば出禁にしてくれたりといった処置を取ってくれます。

しかし店外デートは完全に自己責任です。もし何かあったとしても、お店はそもそも店外デートを禁止しているため、相談することすらできません。

店にバレた時は即日解雇、再就職は困難

これまで見てきた通り、風俗店側にとってはメリットどころかデメリットの方が大きな店外デート。店外デートで安く性行為ができれば、わざわざ風俗店を利用するメリットはありません。
それにプライベートで目当ての女性に会えるのなら、風俗店の利用価値はありませんよね。そのため、店外デートの結果利用客が減り、売り上げにも悪影響を及ぼしかねないのが、風俗店が店外デートを嫌がる理由です。

店外デートには重いペナルティーが課せられるのが一般的です。店外デートした風俗嬢は、それがバレたら即日解雇されます。店舗のオーナーが繋がりがある他の風俗店にもその情報は共有されるため、店を辞めた後に新たに風俗店に勤務しようと思っても、なかなか就職先が見つからないということも。特に、風俗店の中でも良識を持った優良店舗ほど、この傾向は強いのです。

また、悪質な風俗店であればさらに風俗嬢に対して罰金を要求してくるケースが少なくありません。しかし従業員の風俗嬢だったとしても、罰金の支払い義務はありません。

利用客男性から脅迫される

店外デートが店にバレてしまったら、風俗嬢が受ける損害は大きなもの。それを逆手に取って、「店に言われたくなかったらいうことを聞け」などと脅迫してくるケースも少なくありません。

男性客の目的で多いのは、安価に性行為が続けられること。風俗店に行けばかなり大きなお金が必要になりますが、店の外で風俗嬢と性行為ができれば、嫌な言い方ですがその費用を抑えることができます。また、脅迫することで目当ての女性を従わせて疑似恋愛を楽しむという男性もいます。

「店外デートがバレてしまったらお店にいられなくなる」と、泣き寝入りしてしまうケースも少なくありません。しかし、一人で悩まずにまずは弁護士に相談してください。弁護士には守秘義務があり、あなたが店外デートをしたことをお店に報告することもありませんので、安心してください。

利用客男性からストーカーされる

少なくないのが、利用客男性からストーカー被害に遭ってしまうケースです。風俗店では女性と直接触れ合うことができ、いろいろな話もできます。相手も仕事ですから対応もやわらかですし、どこまでも話を聞いてくれるもの。

そうすると、やはり女性に対して恋愛感情を抱く利用客がいるのは当然のことです。これだけならばいいのですが、厄介なのが、男性客がストーカー化してしまうケースです。

ストーカー的に女性に対して粘着してくると、「店の外でも会いたい」と執拗に店外デートを求めてきたり、仕事上がりに店の前で待ち伏せされて家まで尾行されたりといった被害が増えてきてしまいます。

ストーカー被害に遭うことをできるだけ防ぐためにも、店外デートに気軽に応じるのは危険です。

参考:風俗嬢がストーカー被害にあったときの4つの対処法と3つの予防法

風俗嬢と店外デートでトラブルに遭った時は弁護士に相談ください

風俗嬢と親しくなって「外でご飯でも食べよう」という話になったり、「店の外で会おう」と誘われたりすると、やはり悪い気はしません。しかし、店外デートにはリスクがつきものです。

これまでも、店外デートが風俗店に見つかって「罰金」や「損害賠償」の名目で高額の金銭を要求されたり、店外で本番行為をしたことで女性から「妊娠したから中絶費用を払って」とこちらも高額な金銭を要求されたり、といった被害を受けて弊社に相談に来られる方は後を絶ちません。

悪質な風俗嬢は、社会的にも地位があり、それなりの収入を得ている人で、「守るものが多そう」「弱みが多そう」に見え、比較的お金を引っ張れそうだと判断した相手に対して店外デートを提案してくるものです。

その後は言葉巧みに個人情報を聞き出したり、同情を誘ってお金を出してあげようと思わせたりといろいろな手段に出てきます。時には風俗店から罰金や損害賠償の請求が来ることも少なくありません。

「自分の蒔いた種だから…」と、誰にも相談できずに言われるままにお金を払い続けているという人は少なくありません。しかし、「これだけお金を払えば解決するだろう」と希望的観測を持つのは厳禁です。

悪質な風俗店や風俗嬢に一度お金を払ってしまうと、「もっと払わせよう」「もっと取れるはず」と要求がエスカレートしていきます。そうならないためにも、早い段階で法的措置を取っておくことが大切です。

利用客男性に対しては高圧的な態度を取ってくる風俗店のスタッフも、弁護士が間に入って対応すると態度を豹変させるケースは多く経験してきました。弁護士が入ることによって解決できる事例は少なくないのです。

弊社に所属する弁護士は、これまで数多くの風俗トラブルを解決してきました。誰にも相談できずに泣き寝入りしてしまっていた相談者に真摯に向き合い、誠実にご対応することで、トラブルが解決した時には涙を流して喜ばれる方もたくさん見てきました。

もしも店外トラブルでお悩みであれば、一人で悩まずまずは弊社にご相談ください。トラブルに遭う前の平穏な暮らしを取り戻すお手伝いをいたします。